2021年3月29日 更新
こんにちは ご訪問ありがとうございます。
木製で野外に置いてあるデッキやベンチ等はつねに風雨や紫外線の影響を受けるだけでなく、キクイムシ等の害虫からも守る必要があり定期的なメンテナンスが不可欠になります。
風雨や害虫から木材を守る保護塗料には沢山の種類があってどれを選べばいいのか迷う方もみえると思います。
今回は、木材が腐る条件、雨水が溜まり易い場所、雨水の侵入防止、私が以前から使っている高性能撥水性木材保護塗料ステンプルーフ等についてお伝えして行こうと思います。
目次
腐朽菌が木材を腐らせる
雨降りで気温も高めな毎日が続くと木材を腐らせる腐朽菌の発生が活発になって来ます。
気温が30℃を超え、湿度が85%に達する環境になると腐抗菌が最も増殖するとされており、白いカビのような菌等、数種類の菌が存在します。
腐朽菌が繁殖して木材自体の重量が10%低下する事で、強度は40%低下するとされていますので、日頃は目に付かない箇所の洗い出しを行い、腐朽菌が繁殖しないように予防措置をしていくことが重要だと思います。
目に付きやすい箇所は比較的手入れをしているんですが、見逃されている箇所で知らないうちに腐朽菌が増殖してしまうことがあります。
見逃しがちな箇所とは?
どのような箇所が見逃されているのか?私の例で考えてみます。
私の場合は雑木林の中にあるログハウスのデッキが過去に1/3程腐ってしまった経緯があります。
その時にやっておけば良かったと思った箇所と対策内容を上げてみます。
こんな箇所で腐れが発生
・北側で太陽が当たらない箇所
・日当りが良い場所でも雨水が溜まりやすい箇所
・土台の下側で落葉が詰まり木材の乾燥を妨げている箇所
・建物の傾斜によって雨が伝ってくる場所
※主にこんな箇所で腐れが発生していました。
問題点
➀デッキ等に屋根が無いために雨が直接降りかかってしまう。
➁足場に使うために土台に固定していた材木から雨水が伝って土台本体が乾燥しない。
➂ログハウス周りの立ち木から伸びた長い枝から雨水が入ってくる。
雨水侵入対策内容
➀木製のデッキを修復したあとに、デッキ全体を雨降りから守る様に波板を取り付けた。
➁足場に使っていた材木や突起物を切り取り雨水が伝ってくるのを防止した。
➂周囲の立ち木から出ている枝を鋸でカットして雨が流れ込んで来ないようにした。
➃雨水が溜まり易い 場所には穴明を行い水が下に落ちる様にした。
以上のような木材の腐れに直接関係する雨水の侵入を防止する対策を取りました。
通常の雨を防ぐことは出来ましたが、風の強い日や台風等では当然建物全体が雨に濡れてしまいます。
やはり木材保護塗料で水分の侵入を防いであげる事が絶対に必要になって来ます。
撥水性の木材保護塗料
どのような木材保護塗料を選べば予防効果の高い雨対策が出来るか?
雨が直接降り注いでも、水分をはじき、木材の内部に浸透しない。
撥水性木材保護塗料を選ぶことが野外に使う場合は重要だと思います。
私が以前から使っているステンプルーフという商品名の木材保護塗料について詳しく見て行きます。
ステンプルーフの特徴
※用途
・野外、ベランダ、道具、ベンチ等外部に使用するあらゆる木材
・室内、巾木、建物内装、天井板、木製家具等
※特徴
・優れた撥水効果で汚れを防ぎ、割れや狂いを最小限に抑える事が出来ます。
・腐れ、カビ、シロアリ、キクイムシ等の被害から木材を守ります。
・半透明ですから、木目木肌が生き、より自然で落ち着いた感じに仕上がります。
・木材に良く浸透しますから、塗膜のハガレ、割れを防ぎ、美しさを保ちます。
※ 成分
合成樹脂[アルキド樹脂]、有機溶剤、木材用防虫剤、防腐剤、防カビ剤
実際にこのステンプルーフを使ってログハウス周りの手入れをしています。
使ったてみた感想
浸透性の木材保護塗料なので、伸びが良くてムラになりにくいです。
自分のログハウスに使っていますが、表面が粗い場所にもサッと浸透して綺麗に仕上がります。
耐久性に関しても申し分なく、最初に塗装してから3回程塗り直していますが、2020年現在も渋くて良い色をしています。
また、ログハウスの外周でもキクイムシ等の被害は全くなくて害虫をよせ付けない効果も大きいと思います。
塗装後乾燥してから水をかけてみると水玉になりコロコロと流れていくので撥水性の効果は抜群だと思います。
アイキャッチ画像のログハウスはパインイエローで塗装してあります。デッキ等にもおすすめだと思います。
注:塗装作業中はマスクを着用し、風通しを良くしておくことが必要です。
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まとめ
気温が上がる前の乾燥した季節こそベランダやデッキの手入れには最適です。雨の掛かりやすい場所こそ撥水性の木材保護塗料で保護してあげたいですね。