2024年5月13日 更新
こんにちは
いよいよ夏野菜の植え付けシーズンになって来ました。
家庭菜園(ベランダ)等で野菜作りをされている方には忙しい時期ですね。
今回は、基本的なコンパニオンプランツについての解説と、私が実践しているスイカとマリーゴールドの混植(コンパニオンプランツ)についてお伝えしたいと思います。
それでは、まずはコンパニオンプランツについて見て行きましょう。
目次
➀コンパニオンプランツとは?
異なる野菜を混植すると、互いの性質が影響しあって、病害虫が抑えれたり、野菜が元気に育つようになります。
こうした相性の良い組み合わせがたくさんあることが知られていて、この関係をコンパニオンプランツ、共栄作物と呼ばれています。
どのような場面で実践されているか?
・無農薬で野菜作りをする家庭菜園家の間で病害虫を防ぐ手段として利用されています。
・ ベランダ菜園でプランターを使った野菜作りでも応用されいる方が沢山みえます。
➁野菜を組み合わせるポイント
・異なる科の野菜を組み合わせるのが基本です。
例えば同じナス科の、ジャガイモ、ナス等は同じ養分を必要とするため相性が悪いので隣合わせで植え付けることは避けます。
・植え付ける時期が同じものを選択する
春夏野菜と秋冬野菜の組み合わせはあり得ません。
植え付け時期が同じ時期の野菜同士を組み合わせる必要があります。
・邪魔し合わなければ組み合わせは自由
背が高いくなる野菜と背の低い野菜の組み合わせ、日当りを好む野菜と半日陰を好む野菜を組み合わせると効果的です。
➂混植すると効果のある植物
・ネギの仲間には抗菌物質が含まれていることや、マリーゴールドがセンチュウを殺す成分を分泌することが知られています。
・これらの植物との組み合わせには次のような効果が期待できます。
※害虫を野菜から遠ざける
・ネギ、ニラ、ラッキョウ等、ネギの仲間をコンパニオンプランツとして利用すると害虫被害を抑える効果が期待できます。
・キュウリ/スイカ/カボチャ等の野菜の株元にネギを植えておくと、ネギ独特の臭いを嫌ってウリ科野菜の大敵ウリハムシが近寄って来ません。
※野菜を病気から守る
・ネギ類には、キュウリのツル割れ病やナスの青枯れ病を防ぐ働きがあります。
ナスを定植する時には根本にネギを添えて植え付けことで根が絡み合って効果的です。
※助け合って良く育つ
・キュウリの畝の隣にトウモロコシを植えるとトウモロコシが風よけになりキュウリを守ってくれます。
※日照を分け合って良く育つ
・キュウリの株元でミツバを育てると、背の高いキュウリがミツバの日陰になって互いの成長を促進する。
➃スイカとマリーゴールドの植え方
スイカとマリーゴールドは普通に寄せ植えする感じで並べて植え付ければOKです
育苗箱とタライの水耕栽培容器にスイカとマリーゴールドの混植をした事例 ↓↓
スイカとマリーゴールドの根はタンク容量36Lのたらいの中でグングン成長して美味しいスイカを収穫する事が出来ました。
スイカは空中栽培と言うこともありますが、アブラムシも付かずに手間無く栽培を楽しむ事が出来たと思います。
➄野菜の組み合わせ例
相性がいい〇 相性が悪い✖
インゲン・トウモロコシ 〇
トマト・ネギ 〇
トマト・ナス ✖
スイカ・キュウリ ✖
スイカ・マリーゴールド 〇
イチゴ・ミント ✖
トマト・キャベツ 〇
ジャガイモ・インゲン 〇
キュウリ・枝豆 〇
まとめ
以上は組み合わせの一例ですが、この他にも沢山の組み合わせが有りますので、自分が育てたい野菜はどんな野菜との相性がいいのかを調べてみるのも楽しいです。
これから野菜の苗を購入して植え付ける準備をしている方も、プランターに野菜を植え付けた方も、隙間に違う科の野菜や花を加えてみては如何でしようか?
新しい発見があるかも知れません。
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