こんにちは ご訪問ありがとうございます。
ベランダ等でスイカを栽培している方の困り事と言えば、せっかく人工授粉したのに上手く着果しなかった事ではないかと思います。
今回の記事では、そんな悩みを持ったスイカ栽培初心者の方へ、私の栽培経験から人工受粉に失敗する原因と成功させるための決め手についてお伝えして行きます。
受粉を成功させて美味しいスイカが沢山収穫出来たら嬉しいですね~
目次
人工授粉に失敗する原因
始めに、スイカの人工授粉に失敗してしまう原因を過去の経験から探ってみると、大きく分けて2つ考えられます。
①雌花が成熟していない
通常、子蔓を伸ばして出来た2番花・3番花に受粉する訳ですが、雌花がある程度大きく育っていないと花粉を付けても上手く着果せずに真っ黒になってしまう事があります。
②雄花の花粉が出来ていない
人工授粉させる時に選んだ雄花の花粉が出来ていない、又は花粉の量が少ない場合には上手く着果しない場合もあります。
人工授粉後に果実がいびつになり綺麗な形にならない場合がありますが、これは花粉の量が少なくて雌花全体に付いていない場合が考えれれます。
又、これらの失敗原因意外にも、溶液栽培肥料濃度などの影響で蔓ばかり伸びてしまう蔓ボケになってしまうと花が付きにくくなります。
人工受粉成功の決め手
以上のような人口授粉での失敗原因から成功させるための決め手になることを確認して行きます。
①成熟した雌花に受粉させる
人工授粉を成功させる決め手となる成熟した雌花は通常12節から先の方に咲くとされています。
子蔓の根元から数えて12節以上先に咲いた雌花であれば、十分に成熟した花になっている訳ですね。
従って12節から先に咲いた2番花又は3番花に授粉させるのが人工授粉を成功させる決め手になります。
②雄花は授粉の当日に咲いた花を選ぶ
成熟した雌花を選んでも、雄花にしっかりと花粉が出来ていないといくら受粉作業をしても着果してくれません。
受粉させるための雄花はその日の朝に咲いた物を選びます。朝のうちに咲いた雄花には花粉が沢山出来ています。(天候によって花粉が少ない場合もあります)
③花粉の量を確認する
花粉が沢山出ている雄花は見た目でも判りますが、簡単に確認する方法があります。
写真の雄花には花粉が沢山出ています
摘み取った雄花の先端を少しだけ手の甲に付けてみて花粉が付着するようなら大丈夫です。
私は毎年この方法でやっています。
この方法で花粉の量を確認をすれば、人工授粉の成功率がグンと上がります。
晴天時の早朝にその日に咲いた花粉がしっかりと付いている雄花を摘み取り雌花の先に軽くトントンと花粉を付けていきます。
④雨降りの場合はラップでカバー
人工授粉後に雨が降り出すと花粉が流れてしまうので雌花の上にラップなどで軽く雨避けをしてあげると安心です。
雨降りの心配が無い時は不要です。
⑤受粉が成功するとグングン育つ
このようにして受粉が成功するとスイカは毎日グングン成長してアッと言う間にソフトボールくらいの大きさになります。
受粉が成功した後の成長過程を記録した最新の記事をご覧下さい(^_^)
まとめ
今回の記事では、スイカの人口授粉に失敗する原因と成功させるための決め手についてこれまでの栽培経験からお伝えさせていただきました。
今年も美味しいスイカが沢山収穫出来るといいいいですね~(^_^)
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