2021年10月30日更新
こんにちは
ご訪問ありがとうございます。
今回の記事は、ご家庭の台所等で使われている換気扇の異音発生原因と簡単に出来る処置方法について、日常の手入れ方法も含めてお伝えして行こうと思います。
目次
換気扇テーマの選定理由
毎日使う換気扇なので、異音がしていると料理や洗い物をしているだけで不快になります。
誰でも簡単に出来る異音発生原因の調べ方と処置方法を明確にすることで、静かで快適な台所環境を速やかに取り戻せるようにするための記事にしました。
現状の把握
建物自体が20年以上になり、だいぶ傷みも出てきています。
換気扇周りの掃除は定期的に行って来ましたが、最近になってスイッチを入れると同時にシャーっと言うような金属音が発生するようになって来ました。
異音発生の原因調査
モーター自体の劣化が異音の発生原因か?
フィルター又はファン自体の汚れによる騒音か?
このどちらかを見極めるために換気扇のファンを外して点検します。
※必ず換気扇のスイッチを切ってから作業を始めて下さい。
➀換気扇の前面フィルターを外します。
➁ファンカバーを固定しているネジを取り外し、丸形のカバーを外します。
③次にファンを外します。
中心部に有るファン締め付け用のノブは左ネジになっていますので、時計回りに回してノブを外します。
ノブが外れたら、ファン自体を手前に引き抜きます。
普通のネジと間違えて左に回しても締め付けるだけで外れませんので気をつけて下さい。
これは扇風機の羽根も同じです。
④ファンが外れたら、その状態で換気扇のスイッチを入れてみます。
※ファンを外した状態で異音が発生する場合は、長期間の使用によりモーターの回転軸部分に内蔵されているベアリング部分のグリス切れの可能性が高いです。
※ファンを外した状態で回転させた場合に異音が発生しなければ、フィルターの目詰まり又はファン自体の汚れが原因となる騒音です。
この場合はベアリング部分のグリス切れとは明らかに音が違うので区別出来ると思います。
原因別の対策内容
➀モーター軸のベアリング部分グリス切れの場合は浸透性の高いスプレーが有効です。
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使い方は簡単で、スイッチ切りの状態でファン取り付け軸の中心部にスプレーします。
軽く手で廻しながら内部のベアリング部分に潤滑剤が入るようにスプレーします。
次にスイッチをいれてモーターを回転させながら回転軸の中心部分にスプレーします。
スプレーグリスがベアリング内部まで浸透すると音が静かになります。
スプレー潤滑を注入しても、異音が解消しない場合はベアリングの劣化が進みモーターの交換が必要になる可能性が高いです。(メーカーに問い合わせが必要)
注意!
モーター異音が発生したままで使用し続けるとベアリングの軌道面が剥がれるフレーキンブ現象を誘発しベアリングが再生不能となり、モーターの交換又は古い換気扇であれば本体を交換する事にもなり兼ねません。
スプレー潤滑を注入する早期対策が必須です!
➁フィルター又はファン自体の汚れが原因で騒音が発生していた場合は、フィルターの交換又はファンの掃除(羽根の部分に付着した油汚れ)を行います。
※ファンまで外した機会に換気扇内部の掃除もしておきましょう。
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対策完了後の組付け試運転
・分解した逆の手順でファンを組み立てます。
・ファンを取り付けて固定用のノブを反時計回りに回して締め付けます。
※ファンの外側を押さえてノブを締め付けます。
左ネジなのである程度締めておけば回転時に弛むことはありません。
・ファンのカバーを取り付けネジを締め付けます。
・キレイに掃除をした換気扇のフィルターやマットを取り付けます。
作業自体はこれで完了です。
・スイッチを入れて試運転をします。
※静かな換気扇に戻りましたね。
まとめ
・換気扇は定期的に掃除・異音の点検を行いましょう。
・何時もと違う音がし出したら、運転を止めて発生原因を調べます。
・モーター自体から異音が発生していたら速やかに潤滑スプレー注入します。
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