2024/9/7 更新
酷く耳障りで不快な言葉
先日ランチをするために入った喫茶店で、突然罵声を浴びせる人に遭遇した。
中年の男性客だ!
そのお客さんは年配の女性客と何やら話している様子だった。
始めは普通に話をしているのかと思ったら、次第に声が大きくなりそのうち近くに座っている私達のところまで聞こえるようになって来た。
多分その男性の母親だと推察するが、酷い言葉が何度も繰り返し聴こえてくる。
年老いた母親?に対してどうしてあんな言い方ができるんだろう?もうその位にしたらと言いたくなった。
年配の女性はおそらく何らか心身的な不自由を抱えている方のように見えた。
暫くしてその二人は店を出た。
トボトボと歩いて出て行く姿は悲しそうだった。
それにしても母親?に対して、その言葉ではないだろうと、全く無関係な私達は、その二人が店を出てからも、心が痛んで元気を失った。
あれから数日経過しているが、その言葉の端々が頭に残り、思い出すと嫌な気分になる。
本当に言葉の暴力って関係のない他人の心まで長い時間に渡って傷を付ける。
そういう事を大衆の前で平然とやってのける人間は、人の弱みや苦しみ等何とも思わないのだろう。
長きに渡って作られた人格だから簡単に修復出来るはづもないと思うが?!
他人の私でさえこんな時期になってもまだ思い出すくらいだから、直接言われた人はどんなに傷付いたか計り知れない。
ひと様のことだから、とやかく言う筋合いではないのは300%解っている。
しかし、せめてプライベートな空間だけに留めておいてほしいものだ。
耳障りする不快な声で聞きたくもない話を無理やり聞かされ、せっかくのランチタイムを台無しにされた私達も被害者だ!
会社生活でも同じ様な事があった!
一方、かなり昔の話だが会社でも同じ様な事があった、静かな事務所の中で別の部署の管理職が新人のエンジニアに対して、これもまた聞いているのが辛くなるような言葉で注文をつけている。
本人は指導のつもりかも知れないが、ものには言い方がある。
入社して1年にも満たない新人に対して、出来て当たり前のような言い方で相手を追い詰めて行く。
いくら高学歴の新人エンジニアでも、その言い方は無いだろう!
仕事が思い通りにいかない管理職が自分の部下に当たっているようにしか見えなかった。
右も左も判らない新人の指導は大変だ。
別に優しく接する必要はないが、仕事は仕事として指示したことに対して方向性が間違っているならその部分を正せばいい話だ。
逆に言えば、新人がミスをするような指示の仕方に問題があると思うべきだ。
人の性格は千差万別で、受け止め方も其々違う。
指導のつもりで言ったそのひとことで、相手の人生をも変えてしまう可能性すらある。
いづれの場合でも弱者に対して逃げ場がなくなる位に追い詰める行為は本人だけでなくその場の環境に置かれている全ての人を不快にする愚かな行為だと思う。