2022年5月7日 更新
こんにちは ご訪問ありがとうございます。
この季節は、ベランダで野菜づくりを始める方が沢山みえるのではないでしょうか。
ベランダで野菜づくりと言っても建物の構造や向き、広さも様々で作れる野菜も限られて来ると思います。
又、一般的にベランダで野菜づくりをする場合はプランターに培養土を入れて苗を植え付けますが、土から虫が発生したりしない?不要になった土の処分は?等の不安や悩みを持たれている方もみえると思います。
今回の記事は、そんな悩みを抱えている方に、土の処分や虫の心配をする必要が無く簡単に始められて美味しい野菜が沢山収穫出来る水耕栽培について、スイカやトマト栽培の関連記事も交えてお伝えして行こうと思います。
目次
始めに、一般的な栽培方法であるプランターに培養土を入れて苗を植え付ける方法について簡単に触れておきたいと思います。
プランターで野菜づくり
プランター栽培では培養土が少ないうえに鉢内部の温度が上昇しやすいために定期的なかん水が不可欠になります。
プランター栽培で失敗し易いのが、水不足で枯らすことも有りますが、水のやり過ぎにより根腐れしてしまうことが一番の原因になっています。
かん水回数を減らすには、水持ちの良い粘土質の用土を多めに配合しますが、逆に空気を取り込む隙間が減って酸素不足になるという矛盾も発生します。
つまり培養土を選ぶときにも栽培する野菜の種類や環境に合わせて適切なものを選ぶ必要があります。
かん水(水やり)の目的
プランターで草花や野菜を育てている場合、表面が乾いたら鉢底から流れ出る位に水をあげることが知られています。
それでは何故?鉢底から流れ出るまで水をあげる必要があるのかと言うと、それには植物の栽培に必要な肥料や酸素の補給をするという意味があります。
プランター栽培でのかん水(水やり)の目的は水分の補給だけではなく、肥料分を溶かして吸収し易くする他、かん水した水が底穴から流れ出ることによって根が排泄した二酸化炭素や有機酸などの有害物質も一緒に流し出します。
こうして新しい空気と入れ替わります。つまりかん水は根に酸素を供給する役割も担っている訳です。
培養土の選び方
そこで大切なのが、培養土の選び方になります。
①肥料入りと記入されている培養土は元肥なしで1ヶ月は大丈夫です。
②配合材料を知る、水はけ、肥持ちの良さなどを確認。
※赤玉土・バーミキュライト・バーグ堆肥などの配合
③メーカー名(所在地明記のないものは避ける)
④どんな植物に向いているか?他の植物にも使えるが再調整が必要になる
※野菜用培養土なら大丈夫
⑤酸度調整済みと書いてないものには苦土石灰を加える
※肥料入り・酸度調整済み・根腐れ防止資材入りなどはそのままでも植え付けが出来るので便利だと思います。
以上の様に、プランターで野菜づくりをする場合には、水やりの方法や培養土選び等、以外と手間が掛かり、うっかりすると枯らしてしまったり根腐れを発生させてしまうことにもなります。
水耕栽培での野菜づくり
プランターと培養土での栽培方法を理解したうえで、水耕栽培での野菜づくり(スイカ・トマト)について私が実際にやって来た関連記事を元にお伝えして行きます。
水耕栽培では、土を使わないために、栽培が終わった後の残土の処分や自然発生する虫の心配がありません。
ただし、飛来する小さな虫を防除するためには、メッシュの細かいネットを掛けてあげることが必要になります。
また、苗を植え付けてから成長過程で根が水中に張って来ることで、栽培養液の濃度を適正に保っておけば水枯れや根腐れの心配も殆どありません。
水耕栽培容器
水耕栽培を始めるには、栽培する容器を準備する必要がありますが、自宅にあるプランターの底穴に埋栓をするだけで簡単に栽培容器が出来上がりますので、お金を掛けずにひと工夫してみるのもいいと思います。
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簡単な水耕栽培容器の作り方 はこちらからどうぞ~
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水耕栽培肥料選び
肥料に関しては、微粉ハイポネックス・ハイポニカ2液タイプ・大塚ハウス肥料等があります。
初心者の方には、粉末を水に溶かすだけで使える微粉ハイポネックスが便利だと思います。
各肥料毎の希釈倍率や生育状況に関する記事はこちらからご覧頂けます。
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水耕栽培トマト
水耕栽培でのトマトづくりは相性がとても良くて、私の場合は毎年大玉・中玉・ミニトマトとこれまで沢山栽培して来ました。
今年は特にお勧めする中玉フルティカの栽培を始めました。定植してまた1週間余りですが、既に実を着けているのでこれからがとても楽しみです。
ハイポニカハイポニカ水耕栽培装置でのトマトづくり実践マニュアル
水耕栽培スイカ
水耕栽培スイカに於いては今年で6年目になりますが、毎年甘くて美味しいスイカを沢山収穫しています。
昨年は5月始めの気候が悪くて収穫量が18個と少なめでしたが、収穫出来たものはどれも甘くて美味しく食べることが出来ました。
今年は、マダーボールのみで5株植え付けています。
水耕栽培スイカの始め方の記事はこちらからどうぞ~
スイカの苗選びに関する記事はこちらからどうぞ~
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まとめ
ベランダで野菜づくりを始めてみようと思っている方は、手元にある容器を使って水耕栽培にチャレンジしてみては如何でしょうか。
取れたてのトマトやスイカを冷やして食べる美味しさを是非味わってみて欲しいと思います。
きっとやみつきになると思います(^_^)