こんにちは ご訪問ありがとうございます。
ずっと昔に描いた一枚のイラストが古いアルバムに挟んでありました。
立って歩く事も出来ない位の傾斜地に自力で山小屋の土台を作りたくて昔のDraw4ソフトでイメージ図を描いてみたものです。
データーは古くて今のPCでは再生出来なくなっているので、スキャナーで画像を切り取ってみました。
イメージを膨らませて描いた物を元に実際に作り上げたのがこの土台です。
あの頃いったい何が自分の気持ちを駆り立てたんだろう?
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趣味で作る自己満足の世界
きっと自分だけの想いで作り上げる自己満足の世界に浸りたかったのかも知れなません。
基礎用に自分の背丈にもなる大きな穴を掘り、踏み固めた後に石積みに使った大きな石を穴の底に敷き詰め、捨てコンを打ちます。
鉄筋屋さんから独立基礎用の鉄筋とフープを100セット購入して捨てコンの上で組んで行きます。
鉄筋を囲うようにコンパネで型枠を作ります。ホームセンターでカットして貰ったコンパネを自宅で組み上げ現場に運ぶ作業が続きます。
コンクリート型枠を水平・垂直で立ち上げる方法を考え、モルタルで固定。
苦労した真冬の生コン作業
真冬の生コン打設作業中に雪が降り出し、一人で懸命に作業を続けて完成させたことを思い出します。
生コンなので途中で投げ出す訳にはいきません。ほんとにきつかったです!
コンクリートを型枠に詰め込んだら、周囲をナイロンハンマーでコンコンと叩いて、コンクリートが型枠や鉄筋の隅々まで行き渡るようにします。
コンクリートが固まる前にアンカーボルトを独立基礎1カ所当たり6本づづ取り付けました。
鉄筋コンクリートが完全に固まるまで2週間待って、型枠を外した時は綺麗に出来上がった基礎に感動!
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4mの檜材を組み上げるくふう
森林組合から購入した90×90×4000の檜材を12㎜の建築用Zボルト数100本で組み合わせて締め付けながら立ち上げて行きました。
何しろ大工さんのような難しい仕口加工などの知識や経験が全くない素人が重機も使わず単独で作る訳ですからその方法は限られています。
材木を抱えて一人でまっすぐ立てる事が出来るのは当時の私には9㎝角の4メートル材が限界でした。
4メートルの檜材を垂直に立ち上げる工夫には手作りの振り下げを使ったこと。
耐震補強にはパイプ製の火打ち金物を多数使ったこと。
困難な時にこそ、くふうやアイデアが浮かぶもので、土台が出来上がった時は、マラソンの有村氏ではありませんが、頑張った自分を褒めてあげたくなりました。
古い一枚のイラストが当時のことを思い出させてくれました。
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