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窓辺から聞えて来たピアノの音色で心を癒された想い出!

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こんにちは

 

ご訪問ありがとうございます。

 

これは半世紀以上昔の話になります。

 

私が子供の頃に住んでいた東京での出来事です。

 

夏休みに一つ上の兄を学校まで迎えに行こうと自転車に乗っていた時のことでした。

 

迎えの時間が迫っていたこともあって、急いで学校まで自転車をこいでいた時です。

 

道路の反対側に曲がろうとした時、車と接触してしまいました。

 

私の不注意が原因で、車に跳ねられ意識不明になり3ヶ月間もの間入院生活をすることになってしまいました。

 

事故に遭ってから1日後に目を覚まし、両親が心配そうに側に座っていました。

 

子供心に『心配をかけてしまってごめんなさい』という気持ちでいっぱいでした。

 

もう一方で助かって良かったという想いもありました。

 

左膝の皿を骨折し2ヶ月以上はギブスを付けていました。

 

入院していた病院は大きな木に囲まれた静かなところでした。

 

病室は確か3階の窓際だったと思います。

 

もう50年以上も昔のことなので、入院中の出来事は殆ど覚えていませんが、3ヶ月間入院していたその病院では心暖まる思い出があります。

 

入院期間が夏だった事もあって、窓は何時も空いていました。

 

夕方から夜になると、病室の窓辺から聞こえて来る綺麗なピアノの演奏♪

 

誰かがピアノの練習をしているのかな?と思っていました。

 

聴こえて来る音量からすると病院から直ぐ近くで演奏しているようでした。

 

静かに優しく流れるような旋律で、自然に耳に入って来るクラシック曲でした。

 

当時はその曲が何という名前の曲名か判りませんでした。

 

毎晩聴こえて来たピアノ演奏、退院して大人になってからその曲が『エリーゼのために』であることを知りました。

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有名なベートーベンの名曲でした。

 

自分の不注意が原因で事故に遭ってしまったわけですが、毎日聞こえてくるピアノの音色が凄く優しく綺麗で、子供心に凄く癒されてました。

 

夕方になると病室には誰も居ないし寂しくなる時間でしたが、ピアノ演奏が始まると不思議と寂しさを忘れていました。

 

あらから、半世紀以上の月日が流れ、お世話になった病院や、ピアノ演奏を時々思い出します。

 

この記事を書いている時にも『エリーゼのために』を流してみました。

 

やっぱり綺麗な曲は癒されますね。

 

目を閉じて聴いていると、遠い昔のことを思い出します。

 

(エリーゼのためには39才のベートーベンが恋人のために書いた曲とされています)

 

「自分のせいでいろいろな方に迷惑をかけてごめんなさい」

 

そんな子供心に思っていた私の気持ちに、「今は治療に専念しなさい

 

そんなふうに語りかけていたのかもしれません。

 

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