2022年3月4日更新
こんにちは ご訪問ありがとうございます。
毎月届くJAF Mateに目を通していたところ、ハイブリット車等の事故処理時の注意事項に関する記事が載っていました。
特に注意すべき点は、EV等の車両事故では高電圧による感電の危険がある事から、必ず絶縁手袋をはめて電気が遮断していることを確認してから作業に掛かることが必要とのことです。
最近では国内外に於いてもハイブリットやEV 車が普及し、スーパー等の駐車場でもかなりの台数を占めているように思います。
そこで今回はEV-HV車を運転されている方へ、万一の場合に知っておくべき高電圧の危険箇所についてお伝えします。
又、EVやハイブリット車両に搭載されている駆動用バッテリーの機能についても簡単にまとめてみたいと思います。(一般的なハイブリット車資料より)
目次
高電圧の隔離
通常ハイブリット車では200V以上の高電圧システムを使用しています。
駆動に使われる高電圧回路は通常車体からは絶縁されており、高電圧機器や配線類はカバーで覆われています。
高電圧であることを目視で確認出来るように車両の高電圧ケーブルはオレンジ色で統一されています。
高電圧の遮断機能
車両の整備や事故等で高電圧系統の絶縁が確保出来ていない時は駆動用バッテリーからの電圧を自動的に遮断する衝突検出機能を備えています。
従って万一の事故で車体に強い衝撃が加わった時にも高圧回路を遮断してくれるので漏電などの心配は殆どありません。
高電圧ケーブルの配置
そんな高電圧のケーブルにうっかり触ったら大変です。いったい車体の何処に高電圧のケーブルが配置されているのか気に掛かります。
高電圧ケーブルは車両下部及びエンジンルームに配置されています。
目立つオレンジ色のケーブルが使われ駆動用電池、パワーコントロールユニット、及びエアコンの間に高電圧を供給しています。
又、モーター、リヤモーター及びジェネレーター間に3相交流を供給しています。
オレンジ色のケーブルは危険
以上のように高電圧のケーブルが配置されている場所には通常触れることはまず有りません。
しかし、何らかの原因で車体に大きなダメージを受けた場合、オレンジ色の高圧ケーブルが露出してしまう場合も起こり得ます。
そんな場合にも危険なので絶対に触らないようにして下さい。
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まとめ
ハイブリット車は高電圧のシステムを使用しており、高電圧ケーブルは車体の下やエンジンルームに配置され通常触ることはありません。
繰り返しになりますが、オレンジ色の高圧ケーブルが露出しているような場合にも絶対に素手で触らないように注意が必要です。
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