ある日、職場のデスクに1本の電話が入りました。
『 もしもし、定期健診の結果について産業医の先生から詳しい説明がありますので1週間後に診察室まで来て下さい』
そんな連絡を受けると健診の結果に何か問題があったと不安に思ってしまいます。
しかも、産業医の先生から詳しい話を聞けるのは、その電話連絡を受けた1週間後です。
その間、仕事中も色んな憶測をして、もしかしたらと余計な心配をする事で集中力を欠きました
そして1週間後、指定された日時に診察室に入った時は、室内の壁に沢山のレントゲン画像フイルムが貼られていました。
そのフィルムをみて、思っていた通り悪い話をされるのだと覚悟を決めて産業医の先生からの話を聞くことに。
診察室の椅子に座って壁に貼られた画像を見ていたら直ぐに先生が来られて、話始めました。
『定期検診の結果なんてすが、数ヵ所に影がありますが、特に心配は有りません』
数カ所の画像について詳しい説明がありましたが、時に問題有りませんの一言で不安がいっぺんに吹き飛び、説明してくれている内容は頭で聞いていても殆どうわの空と言った感じでした。
先生の説明によれば、以前に起きた肺への炎症跡が残っているの物で自覚症状も無いようなので特に心配はありませんと言うことでした。
それにしても、あの時の1週間は本当に不安でした。悪い事ばかり考えてご飯を食べていても美味しくないし、よく眠れなかった日が続きました。
今思うと、健診結果で特別大きな問題が無いのであれば、事前連絡する時に、産業医の先生からの伝え方として『特に異常は無かったのですが念のために詳しい説明をします』と伝えてほしかったと思います。
そうすれば1週間後の指定された日時まで、余計な心配をする必要が無かった訳です。
しかし、いずれにしても、異常が無かったことに越したことはありません。
何しろ、定期健診で発見出来た前立腺癌の手術をして数年後の話なので、まさか?と思ってしまった訳です。
病気を経験すると、チョットしたことで余計な心配をしたりするものです。
あれから10年以上過ぎましたが、こうして元気で過ごせているのも、定期健診を受けていた事や、その都度詳しい説明や処置をして下さった先生方のおかげであると今更ながら思う次第です。
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