ここでは私の体験した脊柱管狭窄症についての発症経緯や治療内容についてお話させていただきます。
少し歩くだけで足に辛い痛みが出ていたんですが、かかとを浮かせて行う駆け足足踏み運動を続けることで痛みが改善して来た内容についても参考になればと思います。
目次
突然の経緯
10年くらい前に台所で洗い物をしている時、急に右足の付け根とお尻の付近に痛みを感じ始めたのがきっかけでした。
始めのうちは、何かにぶっつけたのかな?と安易に考えて、薬局で購入した湿布薬を貼って様子を看ていました。
ところが、次第に少し立っているだけで足がしびれて痛みが強くなり座り込んでしまう様になってしまいました。
職場での巡回移動や、会議準備等の軽作業にも痛みが強く仕事にも支障が出始め、整形外科に通院する様になりました。
レントゲンやMRIの検査が暫く続き、主治医から、脊柱の間が狭くなって神経を圧迫すると発症する病気で、脊柱間狭窄症だと言われました。
それから2週間位、毎日仕事の帰りにお尻の少し上位の所に痛み止の注射を打って貰いました。
この注射が結構痛くて針が刺さる瞬間が何時も恐怖でした。
仕事の帰りに通院していた事もあって帰宅時間は何時も20時を回っていました。しかし症状は一向に改善されません。
主治医に更に詳しく話を聞く事にしました。
MRIの写真を見ながら主治医が詳しく説明をしてくれ、脊柱菅の狭くなっているところが数ヵ所有るため、どの部分から痛みが発生しているのか、判断し難いとのことでした。
確かに写真を見せてもらうと狭くなっている所が3か所位あるのが判りました。
『先生これからの治療はどうすればいいんでしょうか?』
今後の治療は神経ブロック注射
取り合えず痛み止めの薬を飲んで様子をみるとのこと、併せて神経を圧迫している一番可能性が高い部分に注射を打ち、痛みを止める方法について説明を受けました。
2日間の入院が必要で、レントゲン撮影しながら痛みが発生している神経の近くに注射を打ち、痛みの発生を抑えて神経を落ち着かせる治療方法とのことでした。
二日間の入院治療
神経ブロック注射!何だかチョット怖い感じがしました。
初めての体験で、治療室に入ってうつ伏せになりました。
大きな医療機器のような(レントゲン) 物で被いかぶされ、いよいよ注射の瞬間です。
針が刺さる瞬間、一瞬ズキッっとした痛みを感じましたが想像していたより治療は簡単に終り、これで楽になれるかと、少し安心していました。
実際注射の後、少し痛みが和らいだように思いました。
暫くは安定
退院後1週間程度は痛みが和らいだように思えましたが、痛みが発生している部分に痛み止めの注射を打つ対処療法なので、薬が切れてきたらまた痛み出す。
手術も検討したが慎重になる
主治医に手術の事につても説明を受けました。
脊柱が神経を圧迫している部分の骨を取り除く手術で入院期間は2週間位とのことでした。
しかし痛みの発生箇所が限定出来ない事から主治医も積極的に手術をすすめませんでした。
痛みが出にくい姿勢や作業を選ぶようにアドバイスを受け、適度な運動も取り入れるようにも言われました。
それから、自分でもいろいろな書物で脊柱管狭窄症についで勉強しました。
運動療法を実践
いろいろ勉強している中で、運動不足や筋力の衰え等から発症することが判り、自分でやれることから始めてみることにしました。
そもそも、加齢や運動不足から症状が出ているならストレッチやウォーキングからだと、早速開始です。
職場では、同僚が『一緒に歩きましょうと』、誘ってくれて昼休みに毎日15分位歩くようになりました。
仕事から帰ってからも空いた時間に出来る簡単な運動も取り入れました。
以前に、何かの雑誌かテレビで見た事を思い出し、かかとを浮かせての駆け足 足踏み運動です。
この運動は室内、室外と場所を選ばないし、器具・道具等は何も要りません。
勿論費用等は全くかかりません。
テレビを観ながら、ラジオを聴きながらいつでも何処でも出来る運動です。
この運動を取り入れてから、整形外科から貰っていた痛み止めの飲み薬も少しづつ要らなくなってきました。
時間の掛かる通院もしなくなり、その分の時間を有効活用出来るようになりました。
駆け足足踏み運動を始めてから10年目になりますが、毎日、室内で1000歩位は必ずやっています。
ポイントは、かかとを浮かせて駆け足、足踏み運動です
ウォーキングと駆け足足踏み運動を続けて来たおかげで、歩くと痛みが発生する間欠性跛行症状が無くなりました。
勿論個人差もある事ですが、自分の体験が少しでも参考になればと思います。
まとめ
あの辛い痛みが再発しないように、早朝ウォーキングと足踏み運動をづっと続けて行こうと思います。
脊柱管狭窄症の改善に関する書物や情報は沢山ありますので、ご自身に合った方法を取り入れてみたらいかがでしょうか?
出来ることから始めれば、結果は着いてくると思います。
以上、私の脊椎菅狭窄症体験談でした。
ここまで読んでいただき ありがとうございました