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今回の記事は、今年も既に定植を済ませた水耕栽培トマトの根が酸素を吸収し易い水位と環境設定についておさらいしてみる事にしました。
目次
水耕栽培装置の仕組み
今年の水耕栽培トマトはコンテナの培養液タンクの上にネットポットを乗せ、苗の土を落とさずに給水布から水や養分を吸い上げる方式でパワーズポットの仕組みを応用したものです。
パワーズポットに植え付けたグリーンピース
根から酸素を吸収
この水耕栽培装置の場合、ネットポット内に植えた苗の周囲には鉢底石を入れてあるので苗の土周りは常に空気に触れる環境で、伸びた根が水中までとどく間の空気槽からも酸素が吸収し易くなっています。
更に、水中まで伸びた根からは水や養分と併せて培養液内の溶存酸素も吸収するので、トマトの成長を阻害する酸素不足を予防出来る仕組みが出来ていると思っています。
同じ仕組みの水耕栽培スイカ
酸素を吸収し易い水位
ここで、ポイントになるのが培養液の水位です。トマトの水耕栽培を例にあげると、根の1/3は常に空気に触れる事が出来、残りの2/3は水中で根を伸ばす事が出来る環境がベストとされています。
実際に定植した培養液タンク内でネットポットの側面から伸びた根の1/3が空気槽に出ているか確認して水位の見直しを行いました。
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見逃しがちな水位高
水位が下がると気になり、ついついネットポットの直ぐ下まで補給していたので根が空気に触れる部分が少なくなり、株に負担を掛けていたのかも知れません。
因みにパワーズポットの培養液タンクは、一定量以上の水位にならない様に側面にドレン穴が開けてあるので水の入れ過ぎによる心配は要りません。
夏場の対策
7月中旬頃になると暑さで株が疲れて来ます。
夏場は水位をやや低くして空気に触れる根の部分を多くする事で酸素不足を予防出来そうなので今年は実践して行くつもりです。
以上のような栽培環境が整えば、培養液内に空気を送るエアーポンプは無くてもトマトは十分に育つと思いますが、気温が上がると溶存酸素の濃度が下がるので夏場を乗り切るためにはやはりエアーポンプを使って水中に酸素を送り根が元気に育つようにしてあげる方が安心出来ると思います。
定期的な水換え
又、培養液は夏場になると温度が上がり雑菌の繁殖等により根腐れをおこしやすくなります。
そのためには定期的な水換えをして培養液を清潔な状態に保つも事が重要になります。
培養液交換の頻度は根や発育の状態を観察しながら、1週間から10日位を目安に行うのが良いとされています。
まとめ
4月16日に苗を定植してから一週間、ネットポットの周りから白い根が出始めて来ました。
水位の管理をしっかり行い美味しいトマトが沢山収穫出来るよう日々観察して行こうと思っています。
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