トマトを小さな苗から育てていると色々な事に気付かされます。
今回の記事ではトマトの苗を植え付け後に花芽が出来て開花するまでの成長過程には規則性があり昼夜の気温や陽当たりがポイントになる事が分りましたので簡単にまとめてみます。
目次
今年準備したトマト苗
今年購入したトマトの苗は中玉トマト3株、ミニトマトを1株で、全て水耕栽培容器に定植済みです。
中玉トマトは第一花房がまだ出来ていない状態でしたが、ミニトマトは既に花が咲き始めていました。
中玉トマトの観察
4月16日に定植した中玉トマトは1週間経過した時点で成長点付近に小さな第一花房が現われ始めました。
その後、株全体の成長と伴に4月28日現在では第一花房が大きくなりもう少しで開花する所まで来ています。
背丈は30cmを越え葉の広がりや根張り、成長点の伸び具合等も順調です。
又、第一花房の上に伸びた成長点付近には葉が2枚広がり、その上に再び花芽が出来ていました。
この様に、茎や葉、根、等株全体が大きくなりながら花芽を形成して行く過程で規則性があることに気が付いた訳です。
栄養成長と生殖成長
苗が小さいうちは根張りと供に茎や葉が育つ栄養成長をします。
その後本葉が6枚から7枚になると成長点に栄養が溜まり栄養成長から生殖成長に変わり花芽分化が始まり第1花房が出現します。
このように栄養成長と生殖成長を繰り返しながら株が大きく成長して行きます。
花芽形成を促進する環境
花芽が出来る時に必要なのは温度が重要になります。日中の温度が23℃から26℃、夜間は10℃から15℃辺りの温度環境を維持すると花芽が出来やすくなります。
丁度今頃の季節は花芽形成には一番良い温度環境と言えます。
また陽当たりも大切なので日中はしっかり陽当たり良い場所で育てます。
ミニトマトの観察
ミニトマトは苗を購入した時点て既に花が咲き始めていたので、生殖成長のスイッチも入っていたと思います。
定植してからは花が沢山咲き出していますが、実が着いているのかはまだ見えません。
念のためにトマトトーンをひと吹きかけておきました。
その他、種から育てている大様トマトが6株あります。苗が成長次第、順次植え付け予定です。
まとめ
毎年トマトを水耕栽培していますが、成長点に出来る花芽がどの様にして形成されるのかまで詳しく調べていませんでした。
今回は花芽が出来る過程を観察し、一定の規則性がある事や温度や陽当たりが花芽形成に於ける重要なポイントであることが分りました。