5月11日から始まった大相撲夏場所!
先場所3度目の優勝を果たした大関大の里は綱取りの場所になります。
場所前に体調を崩したりと不安材料は有りましたが、初日から12連勝と連続優勝まであと一歩のところまで来ました。
残り3日、気を引き締めて苦しい体勢になっても引き技を使わず我慢の相撲で連続優勝を果たしてほしいです。
先場所を振り返る
ここからは先場所の大の里を振り返ってみます。
大相撲春場所は高安との優勝決定戦を制した大関大の里が3度目の優勝を飾りました。
12勝3敗の優勝は優勝とは言えないと厳しい師匠の言葉もありますが、大の里にとっては課題が残る場所になったと思います。
引きを封印が課題
解説の舞の海さん等からも度々指摘されているように、不利な体勢になった時の引き出しが少ないので引いてしまう。
立ち会いから身体を起されてしまうと、自分の得意な体勢になれず思わず引いてしまう悪い癖がある。
この引きで春場所は3敗しているわけです。
おそらくその事は大の里自信が一番分っているはずなので、夏場所では絶対に引かない相撲をとる事が必要だと思います。
大の里は終盤で大鵬に破れたものの、大栄翔戦では悪癖の引きは一切見せず強烈な当りで一気に押し出した。
中盤での宇良との闘いでも見せた、低い姿勢から相手を良く見て前に出れば、大の里のパワーがあれば慌てて勝ちを急がなくても勝負は決まると思う。
とにかく相手をよく見て上体を起されないように腰を落として前に出るのが一番だと思います。
我慢の相撲が必須
大の里は真っ向勝負だけでも十分に勝てる力を持っていると思うので、体勢が悪くなった時に一気に引く取り口はチョット我慢が足りないと思う。
我慢と言えば、解説で舞の海さんも言ってました。
『やはり我慢が出来る人が上に上がる。勝ち急いで変化したり引いたりすると結局は敗因に繋がる。
土俵際に追い込まれてから、次はどんな巻き返しが出来るかと、引き出しを増やして行く事で我慢の出来る相撲が取れる』
正に舞の海さんの言う通りだと思います。
夏場所ではとにかく不利になっても絶対に引かない、そして我慢の相撲をとる!
大の里 目指せ 連続優勝!