この季節、道路脇の植え込みや野原等に大量発生する茅(ちがや)はススキ等に似ている穂を持ち、風が吹くとユラユラと穂先を揺らす初夏に良く見られる雑草です。
大量発生する茅
背丈は50cm程度だと思いますが、とにかく大量に発生し、一面が茅で埋め尽くされてしまいます。
日が当たるとキラキラと光り綺麗な景色を楽しませてくれる一方、穂が開くと風に乗り空気中を浮遊しベランダの野菜達や洗濯物にも付着しているので要注意です。
今朝もベランダのトマトを観察していたら、トマトの実の表面に白い綿毛のようなものが付着していたので、最初は虫かな?と思ったんですが、良く見ると小さな種に沢山の綿毛を付けて飛んで来た茅である事が分りました。
アレルギーや痒みが発生
この綿毛は風に乗って1つの塊となってトマトやスイカの葉に着いているので、気が付いた時に直ぐに取り除いていますが、手で取ろうとすると綿毛がまとわりついて中々離れてくれない時もあります。
茅の綿毛が身体に付着するとアレルギーや痒みを発生することもあるらしいので、見付けたらビニール手袋などで取り除くほうが安心です。
又、朝干した洗濯物を夕方取り込もうとしたら茅の綿毛が落ちて来たので一枚ずつ確認してしっかり叩いています。
そのまま取り込んでしまうと綿毛がタオル等に付着したままになるので要注意です。
野菜の病害虫発生にも注意
茅の綿毛は人に対しても悪影響があるだけでなく、野菜に付着するとアブラムシ等の害虫が発生しやすくなり、それに伴い病気の発生原因にもなります。
塊になって野菜に付着すると見た目にも悪いし、風通しを阻害するので見付けたら直ぐに取り除くのが一番です。
駆除は難しいが刈り取り?
駆除するには茅を抜いてしまうのが一番ですが、かなり大規模に広がっているのでなかなかそうも出来ません。
定期的な刈り取りを業者さんがやってくれていますが、この季節が過ぎるのを待つしかないかも知れません。
まとめ
大量発生した茅の綿毛に関して、注意点等を簡単にまとめてみました。人にも野菜にも悪影響を与えるので、見掛けたら早めに取り除く事が一番です。
又、洗濯物にも付着しますので取り込む時に白い綿毛が付いていないかを確かめ、よくはたいてからたたみましょう。