2025/06/30 更新
今回の記事は大玉トマトの尾腐れ発生時に直ぐに出来る簡単な対策についてまとめてみました。
尾腐れ発生状況、具体的な対策内容と対策後の効果について見て行きます。
目次
尾腐れ発生状況
始めに、尾腐れはカルシウム不足による生理障害によって発生します。
尾腐れが発生した大玉トマトは、プランターで土耕栽培している2株で実の下部分が黒くなる症状として現われました。
その2株で尾腐れが発生した場所は、第1花房と第2花房の一部です。実の大きさ的には既に6センチ位になっていてこれから色付くかな?という時です。
因みに、大玉トマトは水耕栽培でも育てていますが、こちらの株では発生していません。
大玉トマトの尾腐れ原因
大玉トマトで尾腐れが発生し易いのは、中玉やミニトマトと比べ大玉トマトは実の生長が早くカルシウムを沢山必要とするため水分や肥料バランスが崩れると尾腐れが発生します。
カルシウム不足である尾腐れの発生原因として考えられるのは、乾燥や加湿、肥料のやり過ぎなど色々とありますが、土耕栽培で6株育てている中の一部の株だけで発生した事から考えると水やり時の液肥の量が影響していた可能性があります。
液肥で定期的に与えている微粉ハイポネックスの濃度や、水やりのタイミング等で根からのカルシウムの吸い上げが上手く出来ていなかった事が考えられます。
対策内容
尾腐れ予防は、植え付け前に苦土石灰などを土に混ぜておくことが必要ですが、既に発生してしまった場合は、従来カルシウムの葉面散布などで対処していましたが、花防の直ぐ上にある葉を切り落とす事で実にカルシウムが行き渡り易くなり尾腐れを防げるという事が分り早速やってみる事にしました。
尾腐れが出だすと、その他の実にも症状が次々と現われるので、葉を切り落とす事で症状の発生を抑える事が出来るなら効果確認もし易いので6株全部予防のために葉を落としてみました。
効果確認
6月24日に葉を落としてから6日経過しましたがその後の尾腐れは発生していません。
又、尾腐れの初期症状が発生している実もその後の進行も抑えれれたと思います
まとめ
大玉トマトの尾腐れは未然防止する事が基本と思いますが、万一発生してしまった場合場合は家房の直ぐ上にある葉を落とす事でその後の発生を抑える事が確認出来ました。