4月中旬に苗を植え付けた小玉スイカですが、ようやく初収穫する事が出来ました。
今回は寒暖差の影響で苗の成長が思う様に進まずに苦戦した今年のスイカ栽培を振り返る事にしました。
目次
5月上旬の生理障害
今年は5月上旬の冷え込みが影響して葉が黒くなる一時的な生理障害が発生しました。広範囲なので全滅かと思ったんですが、よくよく調べてみるとスイカは寒さに弱く生理障害が原因だった事が分りました。
取り合えず黒くなった葉を取り除き、気温が上がるのを待ちました。暫くして自然に回復し綺麗な葉を広げてくれるようになりました。
何故?寒さで生理障害が発生しそうな時期に苗を植え付けてしまったのか?それは4月に思いがけない温かい日が続き、我慢しきれずに購入してあった苗を植えた事が結果的に5月上旬の寒さにあたり苗を傷めてしまったことだと思っています。
生理障害が発生した事が起因してか?その後の苗の成長が遅く、普段なら5月中旬には花が咲き揃い人工授粉出来るんですが、今年は5月の31日になって初めて受粉が出来ました。
苗の成長初期にトラブルが発生すると、その後の成長にも影響します。
急激な気温上昇で裂果
気温が上がってからは順調に受粉を重ね、全部で10個の受粉を成功させ、ネットで吊るすまでに成長しました。
ところが、6月末に急激な気温上昇により収穫間際になっていている実がひとつ割れてしまいました。
せっかく実って大きくなって来たスイカの実が割れると、気持ちまで割れそうになります。チョット大げさです(^_^;
スイカの割れは急激な気温の上昇や水の吸収で成長バランスが崩れてしまった事が起因して発生するみたいです。
5/31受粉のスイカを収穫
そんな事で、寒暖差の障害を乗り越えてやっと収穫出来たスイカ1号です。
収穫する時のサインは実の外周を指で軽く弾くとボンボンと鈍い音が響きます。
まだ熟れていない時は、コンコンと高い音が出ます。
落下防止で吊したネットを外し、ツルから実を切り取ります。
台所で重さを測ってみたところ、947グラムでした。
冷蔵庫でしっかり冷やしてから半分に割ってみました。
甘くてとても美味しいスイカが出来て少しホッとしています(^_^)
まとめ
今年のスイカ栽培は苗の植え付けから収穫までの間に天候に左右される事が多く反省することも沢山ありました。
特に反省すべきは、苗の定植は5月上旬の気温が上がる頃まで待つことでした。4月に一時的に気温が上がったからと言って安心して植え付けるとその後の寒さで苗が傷みやすいので本当に注意が必要です。
この事は分っていたはずなんですが、スイカの苗を見るとついつい買いたくなり、買った苗は植え付けたくなります(^_^;反省・また反省です。