
今回の記事は、収穫間際のピーマンに穴を開けたオオタバコガ?の発生原因と防除策について調べてみました。
栽培環境と発生の経緯
ようやく収穫出来る位に成長した水耕栽培ピーマンを朝採りしようと思ったら、実の真ん中辺りに穴が開いているものを見付けました。
何じゃこれ!
ベランダでトマトやピーマンの栽培を始めてから既に10年近くなりますが、今回の様にピーマンの実に直接穴が開く被害があったのは初めてです。
こんな穴を開ける害虫は何か?と調べてみたら、どうやらオオタバコガの幼虫が実の中に侵入したみたいです。
他にも同じ様な穴を開ける害虫はいると思いますが、一番考えられるのがオオタバコガです。
穴を開けた部分を開いて見るのも嫌なので、そのまま袋に詰めてきつく縛っておきました。
何故今年に限ってオオタバコガらしき害虫が発生したのか?原因はハッキリしませんが、近くの川淵に沢山の雑草が生えていることや、水耕栽培ピーマンの液肥濃度を通常より濃いめに設定している事で窒素肥料が増え、柔らかい葉が沢山広がった事でオオタバコガに目を付けられた可能性があります。
オオタバコガの卵は、0.5㎜くらいで葉の裏や花の蕾に産み付けられるみたいです。
幼虫は、柔らかい葉が大好物なのでどんどん食害してピーマンの実にも入り込んだものと思われます。
それにしても毎日葉や実の観察をしていたつもりなので、いったい何時卵が産み付けられ幼虫が育ったのが全く気が付きませんでした。
被害程度の確認
ピーマンの実に穴が開いてる物は全部取り除きましたが、数にして5個くらいです。
葉の裏や花の蕾等にも卵を産み付けるみたいなので、株全体を注意深く点検しましたが、卵や幼虫らしきものは見当たりませんでした。
穴の開いた実を全て取り除いてから数日経過しましたが、その後は葉が食べられていたり実に穴が開いているものは発生しなくなりました。
一時的ではあっても、私にとって貴重な手作りピーマンを害虫に食べられたのは観察ミスとしか言いようがありません
オオタバコガの防除
オオタバコガの卵は大きさが0.4㎜程度で色も淡黄色で目立ち難いので見落としてた可能性が高いです。
ヨトウムシの様に卵をまとめて産まず、1個づつ産み付ける特徴があります。
普通の殺虫スプレー等では卵や幼虫に効果が無いらしく、見付けたら補殺するのが一番との事です。
普通オオタバコガと聞くと、トマトの実や茎に侵入する害虫だと思っていたんですが、ピーマンにも被害が出てしまうので有効な防除策を調べてみると、やはり蛾の成虫が葉や花の蕾に付かないようにネットで覆うのが最善策のようです。
編み目の大きい防鳥ネットは持っていますが、蛾の侵入を防ぐ様な細かいものは自宅に無いので、取り合えず出来ることは病害虫対策に使うスプレー剤を葉面の表裏や花の蕾など全体に噴霧して少しでも蛾が近づかないようにしておきました。
過しやすい季節になって来たのは良いのですが、害虫対策もしっかりやっておかないとせっかくの野菜が虫に食われてはたまりませんね。
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