昨日は風が強くて肌寒いくらいの一日でした。
何時も出掛ける広い公園の駐車場に車を停めて家族と田圃の畦道を歩いて来ました。
足元には、シロツメ草を始めとする沢山の草花がさいています。
野菜苗を積んだ軽トラックが、まるで水面に浮かんでいるかのように田園景色に溶け込んでいます。
そんな圃道をゆっくりと歩いていたら、まだ子供の頃に近所の人達と荒川の堤防沿いで、ノビロと言うワケギに似た草を沢山採ったのを思い出しました。
ただ、沢山採ったノビロを食べた記憶がありません。きっと子供の口に合わなかったのかも知れませんね。
畦道の周りには冬眠から目覚めたカエルの声が時々聞こえ、水路の近くでは鮮やかな青いメタリック色をした日本トカゲが姿を現しました。
近寄ってトカゲを見ると日差しを浴びて身体を暖めているようです。
それにしても、日本トカゲの美しさは観ていて飽きません。
すこし離れた所まで歩いて行った家族がしゃがみこんて何かを作っています。
何をしているのかとな?と思って近付いてみたら辺り一面に咲いているシロツメ草を沢山摘んで編んで見せてくれました。
きっと私と同じように子供の頃に戻って遊んでいたんだと思います。
のどかな田園風景の中で、いつの間にか子供の頃に返ってしまったひとときでした。
見渡す限りの広い田園に私達の他に居るのは苗を植えている人だけ。
そこは少し冷たい風に揺られた草花や春の陽光で目を覚ました生き物達だけの世界でした。
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