2022年6月14日 更新
こんにちは ご訪問ありがとうございます。
今回の記事は、コンテナを2段重ねした水耕栽培容器の作り方について2つのタイプをご紹介させていただきます。
①水中ポンプを使った溶液循環タイプ
②加工や電気不要の簡単タイプ
お伝えする手作りの容器はベランダ等の開いたスペースにも置けるサイズで製作していますので、場所を取らないのが特徴です。
それでは溶液循環タイプと加工や電気不要の簡単タイプの製作に必要な備品や加工順序について詳しくお伝えして行きたいと思います。
目次
溶液循環タイプ
①コンテナ(お好みですが2段重ね出来るタイプ)
※下段が溶液タンクで上段が根張りの部分になります。(同じサイズの物を重ねてもOKです)
大きさや形が沢山ありますので置き場所に合わせて選びます。
参考ですが、BL21とBL13はサイズ的にも上下に重ねて使えます。
BL21のサイズ 幅450×奥行き295×高さ254
BL13のサイズ 幅450×奥行き295×高さ158
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②小型の水中ポンプ(テトラやカミハタ)
※私がこの装置に使っているのは熱帯魚飼育で使用していたテトラの壁掛け式フィルターの物を流用しています。
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③送水用の塩ビパイプ+エルボ
※塩ビパイプと水中ポンプを繋げる必要があるので、水中ポンプの排水パイプ外径と塩ビパイプ内径を確認して適切なものを選びます。
ホームセンターの塩ビパイプ売り場でおおよそのサイズは揃っています。
※ここは少し手間が掛かりますが、DIY好きな方は一番楽しい部品選択作業だと思います。(^_^)
④上部の送水ホース
※ここも塩ビパイプの内径を確認して、ビニールホース等を選びます。
私は、ジェックスメガパワーの送水ホースを使いました。
⑤ネットポット(小型の物)
※このネットポットはホームセンターを探しても見付からなかったので通販で購入しました。
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⑥断熱アルミシート
※これは百均で購入して来ました。
⑦塩ビ用の接着剤
※塩ビパイプが置かれている売り場に置いてあると思います。
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⑧必要な工具
①電気ドリル
②25㎜くらいのホールソー
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③穴開け後のバリ取りに、粗めのヤスリ
④塩ビパイプ専用カッター
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⑤ハサミ
⑨加工順序
小型の水中ポンプについては、観賞魚用に使っていた壁掛け式のフィルターを転用していますが、大きさやタイプなどは様々なので、塩ビパイプの内径に合ったものを選ぶ必要があります。
※自宅に水槽ポンプ等が無い場合は、ペットショップなどで売られているものを選んで現物合わせでの加工になると思います。
以上の様な工程でコンテナを使った水耕栽培容器が出来上がります。
今年で6期目に入るのでかなりくたびれていますが、今年もスイカの苗を定植しました。
加工や電気不要の簡単タイプ
加工や電気不要の簡単タイプは百均やホームセンター等で購入したコンテナを上下に重ね合わせるだけで出来るので初心者の方でも直ぐに水耕栽培が始められます。
上側コンテナの役割
上側の育苗コンテナは底面に穴が開いているものです。この面には鉢底石などを敷き詰めて野菜の種まきをしたり苗を植えつけるのに使います。
横穴には吸水布を通して水耕栽培の養液を吸い上げるのに使います。
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育苗コンテナのサイズ
348×265×77
下側コンテナの役割
育苗コンテナとシステムコンテナを重ねた図
下側コンテナは水耕栽培肥料を約1000倍に希釈した溶液を溜めておく場所です。
吸水布から吸い上げられた溶液が苗に栄養を与え成長させる役割を担っています。
コンテナの容量はあまり大きくないので液の交換や持ち運びも自由に出来ると思います。
コンパクトなのは置き場所を選ばないのでとても便利です。
関連記事ではコンテナ容器にトマトの苗を植え付ける方法について詳しく解説していますのでよろしければご覧下さい。
システムBOXのサイズ
360×260×145
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まとめ
溶液循環タイプは根に必要な酸素や栄養を常に循環させているので成長がとても早くトマト栽培等では沢山の収穫が見込めます。
加工や電気不要のタイプでは、購入してきたコンテナを上下に重ねるだけで直ぐに水耕栽培が始められるの手間が掛からず簡単でとても便利です。
DIY好きな方は製作過程でいろいろな工夫を取り入れてオリジナルの栽培容器を作ってみては如何でしょうか?