2024年6月20日更新
今回の記事では、アブやスズメバチが目の前に現れた時に飛び方や羽音で素早く見分ける方法を日頃の体験から詳しくお伝えして行きます。
※スズメ蜂の巣を自力で駆除した体験記事も追記しました。
目次
人間や動物にとって危険なのは雌だけ
スズメバチは見た目では黄色に黒の縞模様をしてします。
アブにも同じような色をしている紛らわしい種類もいるので見慣れない方は目の前に飛んで来た虫がアブなのかスズメバチなのかを見分けるのが難しいと思います。
チョット見ただけでは識別し難いアブとスズメバチですが、どちらも人間や動物に危害を加えるのは雌だけです。
アブの飛び方と羽音
飛んで来て直ぐに何かにとまるアブ
アブはハエのような形をしており、灰色のものや見た目がスズメバチにそっくりな縞模様をした種類もいます。
下写真のようなアブもいます
アブは二酸化炭素を好み車の排気ガスでも集まって来ます。
山や川原等に車を停めると直ぐに飛んでくるのがアブです。
また、アブは羽根が2枚なのでホバーリングのような飛び方が出来ません。
人や車に近付いてきた時も縦横無尽に飛び回り、何処に飛んで行くのか、何処から来るのか全く方向性が判りません。
それはハエと同じような感じです。
また、接近してきた時に聴こえてくる羽音もブンブンと飛んでいる時間が非常に短く直ぐに何かにとまるので、羽音が数秒聴こえたかと思うと直ぐに聞こえなくなります。
2枚羽なのでホバーリング出来ず滞空時間が短いことが特徴です。
スズメバチの飛び方と羽音
スズメバチは身体の周りをグルグル回りホバーリング
一方、スズメバチの場合は羽根が4枚ありホバーリングが出来ます。
アブのように方向性が定まらないメチャクチャな飛び方はしません。
スズメバチは人の周りをグルグル回って飛んでいる時は、危害を加える敵かどうかを確かめています。
偵察行動をしているため巣の近くで大声を出したり、刺激するようなことをしないかぎり、遠くから飛んで来ていきなり人を刺すことはめったに有りません。
羽音も重低音でブ~~ンブ~~ンと低周波で近付いて来ると音で判ります。
滞空時間が長いので、何時までも飛び回っています。
つまり、連続的な低い羽音が聞こえる時は、スズメバチと思って間違いないと思います。
まれに、高い所でカナブン等が飛び回っている場合が有りますが、それは見ればわかります。
アブやスズメバチから身体を守る
アブは針で刺すことはせず、動物の皮膚に噛みついて傷をつけ血を吸うことでも知られています。
主に産卵のためにメスが血を吸います。
スズメバチも雌が刺します。
スズメバチの針は産卵管が変化したもので産卵管がない雄には針が有りません。
アブやスズメバチから身体を守るには?
➀スズメバチやアブが居る所になるべく近寄らない。
※特に巣の近くは危険なので注意が必要です。
※気が付かないうちに巣の近くに行ってしまった場合は、静かに離れましょう。
➁帽子をかぶり長袖・長ズボンを着用する。
※アブは飛んで来て直ぐに身体にとまるので、首回りには特に注意が必要です。
※首回りにはタオルを巻く等をして皮膚が露出しないようにしておくことが大切です。
③香水や化粧にも注意
※アブや蜂は香水や化粧の臭いに敏感に反応するとされていますので、キャンプなどに出掛ける場合には十分注意が必要と思います。
④軟膏や撃退スプレーを持参
昨年、飛んできたアブが首元にとまっていることに気付かづチクッと傷みが走りアブに噛みつかれてしまいました。
山に行く時は何時もバックに入れていた虫刺されに効く軟膏を直ぐに塗っておいたので、痒みや傷みは少しだけで済みました。
スズメバチには虫除けスプレーなどは効かないので、遠くまでとどくスズメバチ用の専用スプレーを持っていれば役立ちます。(無防備な状態では使用しないよう気を付けましょう)
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まとめ
危険害虫に遭遇しないようにするのが一番かも知れませんが、キャンプやアウトドアを楽しむにはアブやスズメバチとの遭遇は避けられません。
※むやみに飛び回り、直ぐに何かにとまるのがアブ
※体の周りをホバーリングしながらグルグル飛び回るのがスズメバチ
※肌が露出しないように長袖・長ズボン・首回りにはタオルを巻いておく
※香水や化粧に反応するので注意
※刺されないように自分に合った虫除けスプレーを使う
※撃退用に駆除スプレーを持って出かける
何が飛んで来たのか見極めて速やかに危険回避するよう気を付けましょう。
ご精読ありがとうございました。