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今週のお題「理想の老後」
夢の中
10、000坪ある土地に、大きなハンドカットのログハウスを建て広い庭に2匹のゴールデンレトリバーを放し飼い。
名前はデルちゃんとポーリーちゃんだ。
性格はいたって温厚でとても扱いやすい。
鶏が庭のあちこちに卵を産み落としているので、毎朝卵集めに庭専用の三輪バイクで移動する。
新鮮な卵の味は格別だ。
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ウトウトしていたら何だか、夢をみていたみたいだった!
10、000坪もある広い土地や放し飼いのレトリバー、そして放し飼いの鶏の卵
宝くじでも当たったらこんな夢が叶うのかも知れません?
狭い土地に小さな小屋と薪ストーブ
現実は夢の1/100にも満たない本当に猫の額くらいの土地だ。
放し飼いのレトリバーではなくて、野生の狸が出没する。
レトリバーと違って狸は狂暴だ。
奴らは、何でも食べてしまう、シロツメクサ、みょうが、トマト、植え付けたものは野生の狸の餌と化してしまう。
しかし、本来は彼らのテリトリーなのかも知れない。
毎年やられているが、それでも懲りずに植え付けているのは、狸との共存のためか?
山の斜面から流れ落ちる沢水は、飲料水にもなるし実に美味しい。
丁度これくらいの季節から水温が下がり出して、朝晩は寒いくらいだ!
薪ストーブが活躍する季節が近くなり、昨年蓄えた、コナラの倒木を細かくする薪割り作業を初めた。
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物音ひとつしない、静まり返った早朝の山中に薪を割る音が響きわたる。
パカーン・ポコン
時計型薪ストーブの中に新聞紙を丸めて詰め込み、集めた小枝を乗せて火を着ける。
小枝が燃え始めたら、乾燥した薪を乗せる。
薪ストーブの空気取り入れ口から、勢いよく空気が吸い込まれ、薪が燃え始めた。
始めのうちは煙突から黒い煙が出ているが、燃焼が進むと薄い煙に変って行く。
そうなると完全燃焼に近い状況になり、暫くすると煙は殆どでなくなる。
ストーブに上に、やかんを乗せてお湯を沸かし、熱いコーヒーを入れる。
沢水のコーヒーは格別!
朝飯まえに薪割り等をして体を動かすと腹もへる。
パンや芋を乗せ焼いて食べる頃には、お日様が登り始める。
何時もと変わりのない穏やかな朝の始まりだ。
つい先日まで鳴いていた蝉の声はいつの間にかコオロギに変って秋の訪れを知らせている。
先ほど見ていた夢の世界!
でも、小さなログハウスと薪ストーブだけは夢ではなかった。
狸が出没する里山の小さな土地だが、これからの季節は最高に楽しくなる。
夏に伸びた藤ツルでリースを作ってみたり、3mにもなった笹を切り、夏の野菜作りに使う支柱に使う。
乾燥させて立てかけておけば、毎年使える。
これは正に自然の恵みと言える。
30分から40分も燃焼させると薪ストーブの中がオキビになってくる。
ストーブ内の温度はこの頃が一番高くなる。
自然に灰になる位まで燃焼させておき、通気取り入れ口を閉じると、自然と鎮火する。
火を着けてからの数時間は、アッというまに過ぎてしまう。
今年倒れた薪になりそうな木を集めて、乾燥のために薪棚にのせて行く作業を準備しながら、今日の作業は終了する。
秋の夕暮れは早い。
夢の中には出て来なかった平凡な手の平サイズのささやかな暮らしに感謝。