2024年1月20日更新
最近の車はスペアタイヤの代わりにパンク修理剤が標準装備されています。
パンク修理剤ってスペアタイヤと違ってどうやって使ったらいいのか?解らない方も多いと思います。
こそで今回はパンク修理剤の使い方や応急処置時のポイントについてお伝えして行きます。
目次
走行中のパンク発生は低頻度
スペアタイヤが無いと何となく不安になりますが、私の場合は車を運転し始めて40年以上になりますが、走行中にパンクを経験したのは、林道を走っている時に、側溝の角にタイヤの側面を当ててしまったことが一回あっただけでそれ以外はありません。
最近の道路はよほどの山間部の林道でもない限りは舗装されているので、通常の走り方をしていれば走行中にパンクすることは殆ど無いと思っても良いわけですね。
パンク修理剤が使える場合
そんなことで、パンクをする頻度は非常に少ないとは思いますが、万が一パンクしてしまった場合はパンクの状況によってはパンク修理剤が役立ちます。
パンクの状況とは、外周部分に小さな釘などが刺さっている場合等は応急処置としてパンク修理剤が使えます。
応急処置時は釘等を抜かずに行う
パンクの原因は様々ですが、仮に釘等が刺さった場合は、そのまま抜かずに処置する方が、補修液が漏れずに済みます。
勿論釘等の大きさにもよりますが、細い物であればそのまま処置した方が良いと思います。
パンク修理剤が使えない場合
一方、パンク修理剤が使えない場合はどんな時かと言うと、私が経験したようなタイヤ側面が破れてしまった時のように明らかにタイヤ交換が必要な場合、又は側面に穴が開いてしまったようなダメージが大きい場合はパンク修理剤では対応出来ません。
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パンク修理剤の使い方
このパンク修理剤の使い方に関しては購入した車の取説に詳しく書いてありますが、イザと言う時に取説を開いて作業するのは現実的には中々出来ません。
どのページに書いてあるか?などのんびり調べている余裕が無いからです。
そこで、事前に取説を抜粋してコピーを取り、ダッシュボードの中に入れておく事が重要だと思います。
実際私もコピーを取りパンク修理剤の操作手順を整理してみました。
取説の操作手順
①パンク修理剤ボトルをよく振る
②コンプレッサーにパンク修理剤ボトルを強く押し込み固定する
③パンク修理剤ボトルにホースを差し込む
④パンクしたタイヤのバルブキャップを外す
⑤ホースの口金からホース栓を外す
⑥ホースの口金をパンクしたタイヤのバルブに接続する
⑦コンプレッサーの電源OFFの確認
⑧コンプレッサーの電源ソケットを車両のアクセサリーソケットに差し込む
⑨パンク修理剤ボトルのシールを剥がす
⑩速度制限シールを運転席から良く見える部分に貼る
⑪タイヤの指定空気圧を確認する
⑫エンジンを始動する
⑬コンプレッサーの電源をONにしてパンク修理剤と空気を充填する
⑭空気圧ゲージで確認しながら指定空気圧になるまで昇圧する
※コンプレッサーの電源をONにした後、暫くはパンク修理剤を注入するため一時的に空気圧ゲージが約300~400kpaまで上がります。
※一分程度で実際の空気圧表示になります
⑮指定圧まで昇圧出来たらコンプレッサー電源をOFFします
⑯アクセサリーソケットから電源プラグを抜きます
⑰タイヤのバルブからホース金具を取り外します
⑱バルブキャップを応急処置したタイヤに取り付けます
⑲ホース口金にホース栓を取り付けます
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まとめ
今回の記事は、タイヤのパンク修理剤の使い方についての内容でした。
パンク修理剤が使える場合と使えない場合の状況を確認して適切な処置をすることでイザと言う時に役立てることが出来ると思います。
スペアタイヤが無い時代だからこそ、事前に操作手順を確認してイザという場合の備えをしておくことが必要だと思います。