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トマトのカルシウム欠乏(尾腐れ)発生メカニズムと改善策!

 2020年1月20日更新

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こんにちは   ご訪問ありがとうございます。

 

この記事はトマト栽培をしている過程で時々発生するカルシウム欠乏(尾腐れ)に関する内容です。

 

トマトの実が大きくなって来た頃に実の先が黒く変色する尾腐れになってしまった経験はありませんか?

 

苗を植え付けてやっと実を着けたトマトが尾腐れになってしまうと本当にガッカリします。私も何度も経験しました。

 

そこで尾腐れの発生メカニズムと改善策について私が経験して来たことや調べて判ったこと等を中心に整理してみたいと思います。

 

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尾腐れの発生

 

カルシウムは植物の細胞壁になる大切な原料で、なくてはならないもです。植物の生長過程でその供給が途絶えてしまうと黒く壊死してしまいます。

 

 尾腐れが発生しやすい時期

 

尾腐れは肥料が効いて葉も果実もどんどん成長する夏場に発生し易くなります。

 

石灰は根から水と一緒に吸い上げられ植物の体内に送られます。

 

しかし、吸い上げられた石灰は葉などに行き届くと移動はしなくなります。

 

成長点が黒くなる・成長点が伸びなくなり枯れ死・トマトの下側が黒くなる

 

これらはすべて石灰が欠乏することによって発生する障害です。

 

石灰欠乏の発生原因

 

カルシウムは水で運ばれる

 

培養土等での栽培で石灰が足りているのに、尾腐れが発生してしまうのは水が足りていないの場合が一番の原因になります。

 

野菜の90%は水で出来ているため毎日沢山の水分を根っ子から吸い上げています。

 

しかし、その90%が直ぐに葉っぱから外に放出されてしまいます(蒸散)

 

下の画像はトマトの葉から水分が蒸散している様子を現わしています。 

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葉から吐き出される水に引っ張れるように根から水が吸い上げられます。

 

水にはさまざまな養分が含まれ根から一緒に吸い上げられて行きます。

 

つまり、水が不足しているとカルシュウムも植物の中に入って行く事が出来ません。

 

蒸散が活発な大きな葉(展開葉)は養分を引っ張る力が強いので、水やカルシウムも届きやすい。

 

一方で蒸散量が少ない成長点付近は引っ張る力が弱いのでカルシウムが届き難くなります。

 

他の養分と違って、カルシウムは葉から葉への移動がとても少ないのが特徴です。

 

大玉トマトの場合、ピンポン玉の大きさになるまで果実やヘタ(ガク)も蒸散していてカルシウムを直接引っることが出来ますがそれより大きくなると、蒸散しなくなるので引っ張れなくなります。

 

代わりに夜、根圧で運ばれるようになります。

 

根圧とは、根の細胞が浸透圧の差で水を根から地上部へ押し上げる力として働くことをいいます。

 

水があっても吸われない

 

カルシウムは水と一緒に吸われますが、水耕栽培でも石灰欠乏が発生します。

 

実際私が毎年栽培している水耕栽培トマトでも発生した事があります。

 

蒸散作用とチップバーン

 

葉っぱの気孔から水分が蒸発し根から水と肥料が供給されて植物が育ちます。

 

この葉っぱが水分を蒸発させるの作用を蒸散作用と言います。

 

葉っぱの蒸散作用を左右するのは温度ではなく、周囲の空気の流れによって大きく変わって来ます。

 

つまり、風通しの悪い環境下では葉っぱからの蒸散作用がされにくいことになります。

 

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蒸散作用が少ないと水分を吸い上げる力が弱くなり栄養が葉っぱの先端まで行かなくなります。

 

そのために葉っぱの先端が茶色に枯れてくることがあります。

 

この現象をチップバーンと言います。

 

※ベランダ等で密植すると風通しが悪くなりチップバーンになる可能性がありますのでなるべく隙間を空けて栽培します。

    

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葉面散布でカルシウム補給

 

キュウリ・ナス等の葉っぱが大きく、表面に毛が生えているような作物なら消石灰をふりかける と効果的とされています。

 

成長点付近がしおれた時、暑さ続きで木がばてた時、雨上がり、かん水後に葉が濡れている時をねらって全身にふりかけると効果が期待出来るようです。

 

葉面散布におすすめ市販資材

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葉面散布に用いることで、石灰欠乏の改善に即効性のある資材です。

 

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自作出来る散布液

 

➀空のペットボトルに食塩100ml・カキ殻50gを入れます。

 

➁炭酸ガスが発生するので蓋は緩めておきます。

 

➂一晩おいて発砲が収まっていたら酢酸カルシウム原液の完成です。

 

➃上澄みをコーヒーフィルターでろ過します。

 

➄500倍に希釈して波面散布に使います。

 

 まとめ

 

尾腐れの発生メカニズムと対応策について調べたことを整理してみました。

 

家庭菜園・ベランダ菜園・等でトマト栽培時の参考になれば幸いです。

 

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