2024/8/23 更新
熊には絶対遭遇したくない!
今回の記事は、各県のホームページを参考に、驚くべき行動をとるクマの生態について簡単まとめてみました。
各都道府県のホームページには、クマに関する詳しい出没情報や遭遇しないための装備、くふう、万が一遭遇してしまった場合の対処方法等が詳しく掲載されています。
今年は特にクマによる人身被害が多発していますので充分に注意が必要です。
クマについて詳しく知ることで少しでも危険回避出来る方法があればと思います。
目次
- 熊と言う漢字は?
- クマの行動範囲は1日数10㎞にも及ぶ
- 驚くべき行動をとるクマの生態
- 木の壁を垂直に登る
- 強大な力を持つ
- 身体が柔らかい
- 冬ごもりの準備とクマの爪
- 100年以上前にあった熊被害事件
- 遭遇しないようにするには?
- 咄嗟に出来る事で身を守る
- クレオソート油に激しく反応
- まとめ
熊と言う漢字は?
秋田県のホームページから
すみません、既にご承知の方はスルーしてほしいのですが、熊という漢字は能力のある四つ足と書きます。
知能が高く、学習能力が高いことが知られています。
そんな頭のいい熊と向かいあう訳ですから、その対策も並大抵ではないと言うことです。
頭が良いと言うことでは、以前に読んだことのある記事で、第二次大戦中ポーランドの兵士が羆の赤ちゃんを見付けて育て、成長した羆が兵士のすることを真似て大砲の砲弾を運んだり、材木の運搬をしたりする『ボイテック伍長』作業を手伝うようになったという実話があったことを思い出しました。
それくらい学習能力が高いということになります。
クマの行動範囲は1日数10㎞にも及ぶ
長野県のホームページから
クマはテリトリーを持たないのが特徴で、一日に数10㎞も移動します。野を越え山を越え餌を求めて歩き回ります。
クマの出没情報がある地域は勿論ですが、自分の住んでいる地域にもクマが来るかも知れないと思い外出には対策や装備を行うことが必要だと再認識しました。
また、大きな身体の割には一度に沢山の餌が食べられない木の実や蟻等を餌にしているようで、餌が豊富な所には複数のクマが集まります。
また、餌に対する執着心が非常に強いので、熊自身が隠しておいた腐敗しかけの野生動物の死骸や残飯等も好んで食べます。
驚くべき行動をとるクマの生態
蜂の巣を狙って壁を壊す
民家の壁の内側に出来た蜂の巣を採ろうとして壁を壊してしまう。木製の壁であれば、あの鋭く大きな爪を使えば簡単に壊してしまうようです。
木製の壁がバリバリに剥がされてしまった写真も掲載されていました。
ススメバチが壁の内側に巣を作り、それを駆除するテレビ番組を見た事がある方もいらっしゃると思いますが、それをクマがやってのけると言う訳です。ただしクマは蜂の駆除ではなく、蜂の巣を食べるのが目的です。
民家の壁を剥がしてハチの巣を食べにくるとは思いませんでした。
木の壁を垂直に登る
クマは木の壁であれば、爪を引っ掛けて垂直に登る事が出来るので、餌になるようなものを狙って、立ち木伝いに侵入して来る可能性もあるようです。
野生動物の侵入を防ぐための柵も簡単に乗り越えてしまうと言うことになります。
写真のような爪があれば大抵の壁は垂直に登ってくるわけです。
強大な力を持つ
クマは特に力が強くて、100㎏以上もある檻をひっくり返してしまうこともあります。恐るべきパワーを持ち合わせているのでちょっとした物置小屋等も簡単に壊されてしまいそうです。
身体が柔らかい
ヒューム缶等の狭い場所に追い込んでも、内部でUターン出来る位に身体が柔らかく方向転換して出てきてしまうので安心出来ないことも掲載されていました。
冬ごもりの準備とクマの爪
丁度この時期から熊は冬ごもりの準備をするために沢山のドングリ等を食べて身体に蓄えます。
今年もドングリの出来が悪いことで民家の近くまで降りてきて柿などを食べている形跡が残っているという情報も入っています。
また、テレビや書物でしか詳しく見たことがありませんが、クマの爪って本当に大きくて怖いです。
まるで小型の草刈り鎌の様な形をしていて、先の方が尖っています。
あれで引っかかれたらひとたまりもありません。
ツキノワグマでも小型のフライパン位ある手の先に草刈り鎌の様な爪が5本も生えているわけですから、考えるだけで恐ろしくなります。
北海道に棲息しているヒグマに関して言えば、身体も爪も更に大きく馬でも一撃で倒してしまう位に大きなものがいるみたいです。
昨年の新聞だと思いますが、捕獲された400㎏?くらいある巨大な熊の写真が載っていたのを思い出します。
100年以上前にあった熊被害事件
何年か前にテレビ番組で報道されていた記憶もありますが、100年以上前の北海道で実際にあったクマ被害事件は想像を絶する恐ろしい内容で、ここでは詳しくは触れませんが熊の生態と本当の恐さを知ると言う意味では調べてみるのもいいと思います。参考『三毛別羆事件』
普段は山中に潜んでいるクマが民家のある場所まで下りて来て畑や散歩道に突然現れるかも知れないと思ったら、恐くて外に出られないです。
遭遇しないようにするには?
恐い恐いと言っても、畑仕事や、薪割り作業もしなくてはならないので、そんな事も言ってられないし……
各種メディアでもクマ避けの方法等、様々な情報がとびかっています。
山に入らなければ熊と遭遇しないと言う訳ではない今日の被害状況を踏まえて、自分ではどの様な対策がとれるのかを考えてみました。
一般的にクマと遭遇しないようにする方法として、鈴を付ける、ラジオをかけておくとかが有効とされていますが、どれ位の効果があるのかは実際不明です。
それでも出来ることはやっておきたいので、私なりに準備していることがあります。
あくまでも遭遇しないようにするために、音でこちらの居場所を知らせる方法をとっています。
山中に入り薪割り等をする時は、警察官が持っている様なピーッと大きな音のする笛と充電式ラジオ、後は斧は常に持っていますが、薪割り用です。
山の中に入ったらまず大きな音のする笛を何度も吹きます。スコップに石を当てたりラジオを大音量で鳴らしたりしています。
出会わないように、常に音を立てここに人間がいるから動物達は近寄らないでと言う意思表示をしているつもりです。
たぶん人は近くに居ないと思うので、笛やラジオで人に騒音被害が及ぶことはないと思っていますが、側に誰か居たら『うるさい!』と怒鳴られそうです。
これも、野生動物に出会わないための防衛策です。
鈴や、笛、ラジオ、爆竹、何でもいいから使ってクマには出会いたくないと言うのが正直な想いです。
咄嗟に出来る事で身を守る
『遭遇してしまったら、後ずさりしてその場を離れる』
それは定番の対処方法かも知れませんが、突然襲い掛かって来たらそんな余裕は全くないと思います。
野生動物の瞬発力は想像を絶するのもがあり、普段のんびりしているような巨大なクマも、敵に襲い掛かる時はもの凄く動きが早いので、全く逃げる事など出来ないように思います。
予測不能な所から突然飛び出して来たら防ぎようが有りません。
咄嗟に出来ることで実をまもることしか出来ないと思います。
顔や首を守ること!
クレオソート油に激しく反応
秋田県のホームページより
もうひとつ驚くべき事実を知りました。
それは、ガソリンやオイル・防腐剤にも激しく反応することです。
秋田県の情報によれば、クマはチェンソー等のオイルや一般的に使われる防腐剤にも激しく反応するらしく、クレオソート油を塗っておいた柱がかじられるという実態も明らかになったようです。
この情報には私も驚きました。防腐剤は臭いからクマも嫌いかと勝手に思っていましたが全く正反対で熊を激しく反応させることになっていました。
昔からクレオソート油は使っていましたが、クマ避けどころか、熊を引をき寄せる逆効果になっていたのかも知れないと思うとゾッとします。
まとめ
クマに遭遇しないようにするのが一番ですが、口で言うほど簡単ではないし、実践するにしても難しいことが多いです。
今から出来る事は、多方面から正しい情報を集めて自分の生活環境に合った方法で外出時に遭遇しない方法を自ら考え行動して行くことではないかと思いました。
鈴を常備しておく・ラジオをつけておく・笛を鳴らす・防御用に斧を持って行く?そのほかどの様な手段があるのか思い付くものが有れば何でもやってみるのが正解かも知れません。
山の中・畑での作業時は、出没情報がある地域ではくれぐれもお気を気を付け下さい。
ここまでご精読ありがとうございました。