2024年1月18日更新
こんにちは ご訪問ありがとうございます。
今回の記事は電動PB装着車で急な坂道に停車後PからBにシフトレバー切り替え時ガタンと言う衝撃音の発生原因と対策についてお伝え致します。
電動パーキングブレーキ操作と解除に関してと、衝撃音を出さない方法について詳しく見て行きたいと思います。
目次
電動パーキングブレーキとは?
自動又は手動でパーキングブレーキをかける又は解除することが出来ます。
オートモードで作動中は、パーキングブレーキが自動で作動します。
又、オートモードで作動中も手動でパーキングブレーキをかける、解除することが出来ます。
主な操作方法
マニュアルモード
①パーキングブレーキをかける場合はパーキングブレーキスイッチを引きます。
※緊急時・走行中にパーキングブレーキをかける必要があるときは、スイッチを引き続けることで車が停止します。
②パーキングブレーキを解除する場合はスイッチを押します。
ブレーキペダルをしっかり踏みながら操作します。
オートリリース機能:アクセルペダルを踏む事で解除します。
尚、ペダルを踏むときはゆっくりと踏み込みます。
オートモード
シフトレバーをP以外からPにしたとき、自動でパーキングブレーキがかかります。
Pブレーキ作動条件
・エンジンスイッチモードに関係なくパーキングブレーキをかけることが出来ます。
Pブレーキ解除条件
エンジンスイッチON以外ではパーキングブレーキを解除出来ません。
ブレーキペダルを踏まずにパーキングブレーキスイッチを押すと『ブレーキを踏みながらスイッチ操作して下さい』と運転車に知らせるメッセージが表示されます。
ガタンと音が発生する状況
シフト切り替え時にガタンと言う衝撃音が発生するのは、平坦な場所ではなく勾配が急な坂道で車を停めた後で発生します。
もう少し詳しく説明すると、急な上り坂で車を停止させ、シフトレバーをPにいれて停車させます。
数時間後に車を移動させるためにエンジンを掛けてブレーキを踏んだままシフトレバーをPからBへ切り替える時、ガタンと音がします。
ここで、PからBと書きましたが、PからP以外へシフトした場合と言った方が正しいかと思います。
音が発生する原因
例えば上り登り坂で車を停車させた場合、前進方向の駆動トルクがドライブシャフト等に掛かっているため、その状態でいきなりシフトレバーをPレンジに切り替えると負荷がかかったままの状態を保持してしまいます。
先に書いた通り、タフトの場合オートモードでPにシフトすると電動パーキングブレーキが掛かります。
その後、負荷が掛かった状態で保持されたままエンジンをかけ、今度はBに入れると前進方向のトルクが今度は後退側に働く事になるため、機械的バックラッシュ等で衝撃音が発生すると思われます。
平坦な場所で衝撃音が発生しにくいのは、停車時に働く負荷が少ないためだと思います。
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衝撃音を出さない操作順序
色々検証した結果、急な坂道で車を停車する時の方法が決め手になってくる事が分りました。
そこで音を出さないためにどのような方法で車を停めれば良いのか?具体的な操作順序をまとめてみました。
坂道で停車時の操作順序
①フットブレーキを踏んで車を停車させる
②シフトレバーをNにする
※ここでNに入れるのは、前進方向に掛かっている駆動トルクの負荷を切り離すためです。
③電動パーキングブレーキを手動で作動させる
(電動パーキングブレーキレバーを上に軽く引き上げると作動表示灯が点灯)
※先にNに切り替えているため負荷の掛かっていない状態で保持します。
④シフトレバーをPに切り替える
⑤エンジンを停止する
再発進させる時の順序
①フットブレーキを踏みながらエンジンをかける
②フットブレーキを踏みながら電動パーキングブレーキを手動で解除する。
(電動パーキングブレーキレバーを押すと解除します)
③フットブレーキを踏みながらP⇒Rに入れます。
※停車させた時にNにしているので衝撃音が出ない
④ゆっくりフットブレーキから足を離すことで車が後退します。
音が出ない事を検証
上記の方法で繰り返し検証してみました。その方法をおさらいします。
ブレーキを踏んで坂道で停止⇒シフトをNにする⇒手動で電動Pブレーキ作動⇒シフトをPにする⇒エンジン停止
その後エンジン再始動後に電動パーキングブレーキの手動解除を行いBにシフトさせ音が出ない事を確認しました。
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まとめ
坂道で車を停めた後、P⇒Rに切り替えた時に発生する音を出さないためには、ブレーキを踏んで車を停めた後、一端Nに切り替えてから手動で電動パーキングブレーキを作動させ、最後にシフトをPに切り替えることで解決しました。
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