
2025/8/8 更新
こんにちは ご訪問ありがとうございます。
今回の記事では、バッテリー上がり時の注意事項として、ハイブリッド車の補機バッテリー機能とブースターケーブルの接続手順について想定バッテリートラブルを元にまとめてみました。
目次
想定バッテリートラブル
会社の駐車場に停めていたガソリンエンジン車が仕事を終えて帰宅しようとした時バッテリー上がりでエンジン始動ができなくなっていました。
バッテリー上がりの原因はスモールランプの消し忘れでした。
同僚がバッテリー救援車に!
同時期に帰宅しようとしていた同僚にバッテリー上がりのためブースターケーブルで繋ぐための救援車を依頼する事にしました。
気の良い同僚が快諾してくれたので早速繋ぐ準備をするため故障車の前に車を移動して貰ったが、同僚の乗っている車がハイブリッド車であることから断念しました。
この時にもしも、故障車側の人に知識がなかったら善意で救援車になってくれた車のハイブリッドシステムを壊してしまった可能性があります。
では何故?ハイブリット車はガソリンエンジン車のバッテリー救援が出来ないのかを見て行きます。
バッテリー上がり時の注意点です!
ハイブリッド車の補機バッテリー機能
補機バッテリーはシートやトランクルーム内に有り、ブースターケーブルを繋ぐ場合も作業し難く危険を伴います。
ハイブリッド車の補機バッテリーはハイブリットシステムの起動等で使われ、ガソリン車の物と比較して容量が小さい事と、仮にブースターケーブルで繋げエンジンを始動すると補機バッテリーから大電流が流れ、ハイブリッドシステムが破損してしまう危険性があるからです。
尚、HV車は充電制御が違うためスターターを廻す程の容量がありません。
因みに、ガソリンエンジン車のエンジン始動時はスターターモーターに200アンペア以上の大電流が流れます。
ハイブリット車救済用端子の意味
ボンネットを開け、ヒューズボックス内には救済用の端子がありますが、この救済端子は自分のバッテリー上がり時に助けてもらうためのものです。
この救済端子で他車を助けると車が故障します
救援車選びは慎重に!
ガソリン車がバッテリー上がり時にはガソリン車に救援車になってもらう
ハイブリット車の補機バッテリー上がり時にもガソリン車に救援車になってもらう
ハイブリット車同士のバッテリー救援はお勧め出来ません。
ガソリン車同士のケーブル接続
①故障車のバッテリープラス端子に赤色のケーブル片側接続
②救援車のバッテリープラス端子に赤色のケーブルを接続
③救援車のバッテリー マイナス端子に黒色ケーブル片側を接続
④故障車のエンジンブロック等未塗装の金属ボルト等に黒色ケーブルを接続
⑤救援車のエンジンを始動して回転数を少しあげてもらう
⑥故障車のエンジンを始動
⑦ケーブル接続の逆手順で外していく
⑧故障車はエンジンを止めずに暫く走行しディーラー等に持ち込みバッテリ診断を行い数値が低い場合はバッテリーを交換してもらう。
故障したハイブリット車とガソリン車を繋ぐ場合
①故障車(ハイブリット車)の救済用端子に赤色のケーブル片側を繋ぐ
②救援車(ガソリン車)のバッテリープラス端子に赤色ケーブルを繋ぐ
③救援車(ガソリン車)のバッテリーマイナス端子に黒色ケーブル片側を繋ぐ
④故障車のエンジンブロック等未塗装のボルト等に黒色ケーブルを繋ぐ
⑤~⑧はガソリン車同士の処置と同じ。
まとめ
今回はバッテリー上がり時の注意事項をまとめてみました。
外出先でバッテリーが上がってしまった時は、ブースターケーブルさえ有れば救援車に助けて貰えると思っていましたが、うっかりハイブリット車と繋いでしまうと、せっかくの善意を台無しにしてしまうばかりか車を壊してしまう事にもなり兼ねません。
ガソリン車ならガソリン車 ハイブリット車もガソリン車に救援をお願いしましょう。
救援車が見付からない時は速やかにJAFのロードサービス等に連絡しましょう。
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